世界最大の熱帯雨林アマゾンで起きた昨年の干ばつによる被害は「100年に一度」とされた2005年より深刻で、枯れた樹木などが排出する二酸化炭素(CO2)は米国が1年に排出する温室効果ガス以上の影響をもたらす可能性があるとの調査結果を英国、ブラジルなどの研究チームが3日、米科学誌サイエンスに発表した。
10年の干ばつで枯れた樹木などによる排出などを合わせるとCO2計約80億トン分の影響がもたらされると同チームは予測。米国の09年の温室効果ガス排出量54億トンを上回る量という。
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