2011~20年までを「生物多様性の10年」とする国連決議に基づいて、生物多様性条約事務局がまとめた実施計画案が25日、明らかになった。10月、名古屋市での同条約第10回締約国会議(COP10)で採択された生物多様性保全の国際目標「愛知ターゲット」の実現を確実に図るため、各国政府を支援することを目標とする。
また「世界の生物多様性への認識は極めて低い」との観点から、今後10年かけて生物多様性の重要性に対する理解を進める。「多様性の10年」は日本政府の提案に基づき国連総会で正式に決まった経緯があり、政府は積極的な協力を求められる。 生物多様性条約の採択記念日にあたる来年5月22日に東京で、正式スタートの式典を開く。
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