ホタテ養殖が盛んな北海道八雲町の土壌改良材製造販売会社「北栄」が、ホタテの貝殻を原料にした歯磨き粉「シェルピカ」を開発した。廃棄物がエコ商品に生まれ変わり、月内に発売予定。 同社によると、高温で熱した貝殻の粉末を水に溶かし、水分や塩分を除去。骨や歯の主成分のリン酸カルシウム「ハイドロキシアパタイト」を生成し35%配合した。歯のエナメル質を修復、再石灰化する働きがあるという。北海道大の久保木芳徳(くぼき・よしのり)名誉教授(歯科生化学)が生成方法を発明し、同社に商品化を持ち掛けた。
歯磨き粉は1本1575円(税込み)。通信販売や全国の生活雑貨店で購入できる。問い合わせは同社、電話0137(66)3677。
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