寒い、この冬一番の寒波の到来に身が引き締まる思いとなるのか、背中を丸めて、かじかむ手先に息を吹きかけながらとぼとぼ歩くかは気持ちの持ちようなのだろうが、それにしても寒い。株価の値下がりも灯油の値上げも気分的に日本全体を寒くしている。
今年のキーワードはエコだ。京都議定書の約束期間の開始の年に当たるのでマイナス6%は、もはや草の根の市民のことばではなく、政治のことばとなり経済のことばになりつつある。排出権のニュースが新聞に出ない日はない。今朝の日経新聞のトップも日本企業が海外生産において省エネを進めて、それを国連の承認の元で日本国内の排出権(CO2削減分にカウントする)にするという手法で「クリーン開発メカニズムCDM」というらしい。単純に排出権を買い取るのではなく、こうした方法でも可能なのだ。
国内でこれ以上削減するにはコストがかかりすぎるから海外で排出量を削減して国内で減らしたことにするという論理は、「今まで海外進出先では環境対策をやって来ませんでした。」ということですよね。
写真はさいたま市の鴨川。生活排水しか流れ込みがなく、汚染がひどいです。もともとは荒川から水が入っていたようですが、現在は荒川から切り離され、汚染が進んだ。
[0回]
PR