最新鋭のオフィスビルは「ハイテクすだれ」と「打ち水効果」でひんやり-。東京都品川区のJR大崎駅西口前でソニーが建設中の25階建ての新オフィスビル(平成23年3月竣(しゅん)工(こう))で採用された、気化冷却によって気温を2度下げる世界初の気化冷却外装、「バイオスキン」が4日、報道陣に公開された。
日建設計、TOTOなどが共同開発した。新ビルの東側の壁(幅140メートル×高さ120メートル)の全面を、中空のセラミック製すだれ(幅11センチ×高さ7センチ)で覆って内部に水を流すと、セラミックに染み込んだ水が表面から打ち水のように気化し、熱を奪って建物を冷やす仕組みだ。
↑ 多治見市は2007年から日本で一番暑いところなのですね。「日本一暑いまち」として知られる岐阜県多治見市の猛暑対策で、例年の風物詩だった散水車での「打ち水作戦」が今夏から中止になったことがわかった。
「水が一瞬で蒸発し、余計に暑く感じる」などと市民から苦情が寄せられたためで、市は「一定の効果があるとは思うが、さらに別の対策を検討したい」としている。
打ち水作戦は、国内観測史上最高の40・9度を記録した2007年8月から始まり、初年度は7日間、08年度は14日間、昨年度は2日間実施した。天気図などで2日以上、猛暑日が続くと市が判断した場合、委託を受けた業者の4トン車2台が市内の大通りなどを走り、計16トンの水をまいていた。 しかし、市民の一部からは、散水を疑問視する声が寄せられたという。JR多治見駅近くのコンビニエンスストアに勤める女性は「直後は一気に2、3度下がったような気がするが、10分もすると湯気が立ちこめ、さらに暑くなる気がする」と話した。
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