中国で4番目に広い内モンゴルにあるトングリ(騰格里)砂漠では、周辺企業が汚水を未処理のまま砂漠に垂れ流しているため、地元の生態系に多大な影響を与えている。北京地方紙・新京報は9日付社説で報じ、環境破壊を顧みない「GDP至上主義」が「我々の子孫の生きる道を断ち切ろうとする行為」と指摘し、司法調査機関の介入を要求した。
それによると、内モンゴル自治区アラシャン盟から甘粛省中部にかけて広がるトングリ砂漠の近くで操業している百社以上の化学工場によって、未処理の汚水が砂漠に流れ込んでいる。砂漠にできた汚水池はいずれもサッカー場ほどの大きさで、悪臭を放ちまっ黒である。
下の記事には多くの写真が掲載されています。