日本近海でこれまでに見つかった海洋生物は約3万4千種で、未確認の新種を含めると総種数は約15万6千種に達するとみられるとの初の調査結果を、海洋研究開発機構や京都大、東京大などのチームがまとめ、2日付の米科学誌プロスワンに発表した。
3万4千種は世界で確認された海の生物の約15%にあたる。チームは「海の容積は全海洋の1%に満たないが、日本はオーストラリアと並んで地球で有数の恵まれた生物多様性のホットスポットだ」と指摘。
調査は25海域で実施した国際プロジェクト「海洋生物センサス」の一環。日本の排他的経済水域(EEZ)を対象に過去約55年間の論文などから既知の種数を算出した。
多かったのはイカやタコ、貝などの軟体動物で約8700種。カニやエビなど甲殻類は約6200種、魚類は約3800種、哺乳類のクジラやイルカなど魚類以外の脊椎動物は約150種いた。サンゴやクラゲなどの刺胞動物は約1900種、ウニやヒトデなど棘皮動物は約1100種いた。
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