環境問題を学んだり、環境に優しい生活を実践したりするとポイントがもらえて、商品や有給休暇と換えられる。社員や家族の環境活動を後押しする「社内エコポイント制度」を導入する企業が増えてきた。
「今週末はどのイベントに行こうか」
ゼネコンに務める城古(じょうこ)雅典さん(52)は、ネットで環境イベントを探すのが日課だ。水族館や科学館での催しを見つけては会社の専用サイトに登録していく。「どうせ出かけるならポイントがたまるところに出かけないと。
>武田薬品工業(大阪市)も12年4月から「タケエコポイント」を始めた。ポイントは商品のほか、サクラを広める自然活動を行う団体の支援にも使っている。「社員と家族が楽しく環境活動を実践できる」という。
>一般の人でも参加できるのがクレジットカード大手JCBが運営する「エコ・アクション・ポイント」(http://eco-ap.jp/)。
ネットが使えれば誰でも簡単に参加登録ができる。環境活動に参加したり、環境に優しい商品を購入したりすることでポイントをもらい、家電や商品券などの景品や環境寄付に使える。