2016年に電力小売りを全面自由化する改正電気事業法が成立したばかりの16日、「紙のまち」富士市で製紙会社などによる売電事業が本格的に動き出した。日本製紙などは石炭火力発電所の建設に着手し、王子マテリアのバイオマス発電の燃料となる木材チッププラントも完成した。
最新鋭のオフィスビルは「ハイテクすだれ」と「打ち水効果」でひんやり-。東京都品川区のJR大崎駅西口前でソニーが建設中の25階建ての新オフィスビル(平成23年3月竣(しゅん)工(こう))で採用された、気化冷却によって気温を2度下げる世界初の気化冷却外装、「バイオスキン」が4日、報道陣に公開された。
日建設計、TOTOなどが共同開発した。新ビルの東側の壁(幅140メートル×高さ120メートル)の全面を、中空のセラミック製すだれ(幅11センチ×高さ7センチ)で覆って内部に水を流すと、セラミックに染み込んだ水が表面から打ち水のように気化し、熱を奪って建物を冷やす仕組みだ。
↑ 多治見市は2007年から日本で一番暑いところなのですね。「日本一暑いまち」として知られる岐阜県多治見市の猛暑対策で、例年の風物詩だった散水車での「打ち水作戦」が今夏から中止になったことがわかった。
「水が一瞬で蒸発し、余計に暑く感じる」などと市民から苦情が寄せられたためで、市は「一定の効果があるとは思うが、さらに別の対策を検討したい」としている。
打ち水作戦は、国内観測史上最高の40・9度を記録した2007年8月から始まり、初年度は7日間、08年度は14日間、昨年度は2日間実施した。天気図などで2日以上、猛暑日が続くと市が判断した場合、委託を受けた業者の4トン車2台が市内の大通りなどを走り、計16トンの水をまいていた。 しかし、市民の一部からは、散水を疑問視する声が寄せられたという。JR多治見駅近くのコンビニエンスストアに勤める女性は「直後は一気に2、3度下がったような気がするが、10分もすると湯気が立ちこめ、さらに暑くなる気がする」と話した。
昭和に学ぶエコ生活 価格:1,575円(税込、送料別) |
【内容情報】(「BOOK」データベースより) ヘチマ、湯たんぽ、重曹、洗面器、はたき、打ち水―昭和30年代以前に使われていた「モノ」や暮らしのなかの工夫。昭和の時代に再発見しにいくと…地球環境にやさしい暮らしがこんなに見つかった。 【目次】(「BOOK」データベースより) 1 昭和の暮らしに発見するエコ三題。(「エコなヘチマ」植物を道具に変換する。/「鋳掛けてまで使う」“使えない”を“使える”に変換する。/「始末する」倹約し、クズをも道具に変換する。)/2 昭和の暮らしの便利、エコの原点を探る。(薬品を道具に変換する。/水をため、流れを抑え、手をかける。/熱、炎を制御する。使いまわす。)/3 日本の風土とつきあうということ。つきあうことで…(日本家屋に刻まれた工夫―土に還る家。/土間と縁の下のチカラ―土でできた家。/日本家屋で暮らす知恵―害虫対策。/日本家屋とともに暮らす―掃除の心得。/洗濯の心得―洗濯機、合成洗剤を使わない。/日本の味― 家の秘伝。) |
エコトバ 価格:1,260円(税込、送料別) |
【目次】(「BOOK」データベースより) 朝飯前/雨宿り/有難う/粋/潔い/いただきます/打ち水/うつろい/縁/遠慮勝ち/お蔭様/お下がり |
次世代のバイオ・リサイクル固形燃料「バイオコークス」の実用化に向け、近畿大学(東大阪市、世耕弘昭理事長)が恵庭市南島松の大学資源再生研究所内で準備を進めていた量産実証実験センター(センター長、宗像恵副学長)が22日、開所した。脱化石の高炉用代替燃料の量産化テストを重ね、2009年度からの実用化を目指す。> バイオコークスは、飲料水製造工場などから大量に廃棄される茶葉、コーヒーかすなどの身近な植物由来廃棄 物を原料に製造する燃料。石炭コークスに代わる安価で安定供給でき、二酸化炭素排出の削減につながる脱化石燃料として実用化に期待が高まっている。これま での実験で、石炭コークスの20%代替が可能で価格も石炭コークスの1トン10万円に比べ7万円前後と割安だ。
バイオコークスは、飲料水製造工場などから大量に廃棄される茶葉、コーヒーかすなどの身近な植物由来廃棄物を原料に製造する燃料。石炭コークスに代わる安価で安定供給でき、二酸化炭素排出の削減につながる脱化石燃料として実用化に期待が高まっている。これまでの実験で、石炭コークスの20%代替が可能で価格も石炭コークスの1トン10万円に比べ7万円前後と割安だ。
近畿大は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成で、三菱重工環境エンジニアリングと共同研究に取り組んできた。今後、近畿大理工学部の井田民男准教授ら3人が常駐。道内企業から茶葉などの提供を受け、製造時間短縮など量産化や鋳造炉での燃焼実験を行う。08、09年度の2カ年で総事業費2億7000万円。
直径100ミリのバイオコークスは、乾燥した茶葉やコーヒーかすを180度で20分間、16トンの高圧をかけて製造。食糧を転用するエタノールと異なり、原料は光合成に由来するすべての生物資源。もみ殻、ジャガイモの皮、稲わらなどの廃棄物を100%活用できる点が強み。循環型社会に形成にも役立つ。
宗像センター長は「地球温暖化で国内外が期待する脱化石の代替燃料。森林資源が豊富な北海道での研究課題に全力で取り組み、09年度には実用化を図りたい」と話している。三菱重工環境エンジニアリングの久保田浩次長は「市場が求める価格での量産化が事業化の分岐点。可能なら製造販売の会社設立も選択肢」との見解を示した。
生ゴミから自動車燃料・処理施設運営のバイオエナジー生ゴミからバイオガスを取り出すようだ。メタンガスだよね。インドとかで使っているものの現代版だね。今までは発生したものをただ燃やしていたんだろうね。
三菱商事子会社などが出資する生ゴミ処理施設運営のバイオエナジー(東京・中央)は2008年度中に、生ゴミから発生するバイオガスを自動車燃料に利用する。生ゴミ製ガスの自動車での本格利用は全国初。天然ガス車なら改造せずに利用できる。当面はゴミ収集車の燃料に使う。廃棄物リサイクルと二酸化炭素(CO2)削減の両面から、環境負荷の低減に有効な手法として注目されそうだ。
東京湾岸で運営する生ゴミ処理施設(東京・大田)内にバイオガスを自動車に充てんする装置を新設する。08―09年度に4億円程度を投じ、1日40―50台へ充てん可能な設備を整える。