27日 ロイター] 世界的に有名なロシアの環境学者アレクセイ・ヤブロコフ氏は27日、モスクワで発生している森林や泥炭の火災によるスモッグの影響で、数百人が死亡する可能性があると警告した。 モスクワ市当局によると、このスモッグで空気中の一酸化炭素濃度は、通常よりも20─30%多い水準になっている。 ヤブロコフ氏は、2002年のモスクワでのスモッグ発生時に、1週間当たり600人が死亡したと指摘。今回の煙害では「1日当たりの死者数は(2002年と比べて)少なくとも100人増えるだろう」と、ロイターの取材で述べた。 一方、モスクワ州のボリス・グロモフ知事はプーチン首相に対し、火災対策に250億ルーブル(約726億円)の支援を要請。 ロシア非常事態省によると、モスクワ地域では過去24時間に新たに58カ所で火災が発生している。 |
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