枝野幸男官房長官は19日の記者会見で、福島県内の牛乳と茨城県のホウレンソウから、福島第1原発事故を受けて設定した食品衛生法の放射能の暫定基準値を超える放射線量が検出された、と発表した。厚生労働省が詳しくデータを分析し、出荷規制が必要かどうか検討すると述べた。
その上で、暫定基準値を超えた牛乳を日本人の平均量で1年間摂取した場合、放射線量はCTスキャン1回分、ホウレンソウでは同1回の5分の1分だと指摘。基準値は一生飲食を続けた場合に健康に害が出るとの前提で設定されたとし、冷静な対応を求めた。
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