

乱獲や開発に伴う海の生態系への影響を防ぐため、環境省は7月に専門家による検討会を設置し、持続可能な海の利用の在り方を定めた「海洋生物多様性保全戦略」を来年春までに策定する。
3月に閣議決定された「生物多様性国家戦略2010」を受けたもので、国レベルの海の保全戦略は初めて。水産庁や国土交通省なども参加。陸に比べて遅れている海の生態系保全が前進すると期待される
戦略の中で、国内の藻場や干潟、サンゴ礁などの各海域で、どのような生態系に注目して保全を進めるべきかを、科学的な調査をもとに示す。また、海洋保護区のあり方を検討する中で、現行の各種制度も再評価するとしている。
保全戦略は、10月に名古屋市で開かれる生物多様性条約第10回締約国会議に中間報告書を提出し、議長国・日本として海洋生態系保全に取り組む姿勢をアピールする考えだ。

イタセンパラは日本固有種。生息環境の悪化やブルーギルなどの外来種が増えた影響で数が減り、2005年を最後に、姿を消していた。昨年秋、同整備局などが、かつて淀川から採取して大阪府水生生物センター(寝屋川市)で繁殖させた計500匹を放流。産卵を終えて代替わりしたとみられる今年4~6月にかけて、生息状況を調査していた。
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和名の由来 [編集]
「イタセンパラ」の和名は濃尾平野における地方名に由来し「板のように平たい体形で、色鮮やかな腹部をもつ魚」の意である。濃尾平野のセンパラまたはセンパ・センペラは本種を含むタナゴ類一般に対する混称で、「びた銭に見える」ことを由来とする説もある[16]。原記載由来のビワタナゴではなく一方言が標準和名となっていることについては、以前はともかく現在では本種が生息しないと考えられる琵琶湖にちなむ呼称は不適当であるためとされる[2]。
氷見市・日進市での発見 [編集]
1989年、富山県氷見市の万尾川で近畿大の学生4人がオス1匹を発見し、翌1990年に大阪教育大でその個体がイタセンパラと同定され[45]、同川に生息することが確認された。富山県における生息確認はおよそ30年ぶりのことであった。発見後ただちに実施された調査の結果、氷見市では万尾川から十二町潟、隣接する仏生寺川に生息することが判明した[8][46]。1996年には愛知県日進市の天白川水系で発見され、過去に本種の確認例がない同水系で初めて生息が確認された[47]。 両市の個体群はもともと生息していたのではなく、淀川水系または木曽川水系からの人為的移植によるものとする推測もあったが、本種は天然記念物に種として指定されているため、いずれも来歴にかかわらず即座に行政による保護対象となった。氷見市の個体群は1995年にアイソザイム分析で在来系統であることがほぼ判明し[46]、その後DNA解析によって固有の遺伝的組成を有することが裏づけられた[4]。一方、日進市の個体群が在来のものかどうかは未検証であるが、富山大と氷見市教委によりDNA解析が進められている[48]。
淀川水系
国交省近畿地方整備局淀川河川事務所が1994年から毎年実施している生息調査では、2005年以降4年連続で稚魚が1匹も確認されなくなった[56][57]。この野生絶滅状態とも考えられる危機的状況をうけ、同事務所は、淀川大堰の操作によって自然に近い水位変動を人為的に発生させてワンドの環境改善を図るとともに、2017年をめどにワンドの倍増をめざす計画案を策定した[58]。また2009年秋、同事務所と大阪府水生生物センターは、人工繁殖させて飼育していた淀川産イタセンパラのうち400-500匹を試験的に淀川へ放流した[59][60]。その結果、2010年4-6月にかけての調査では5年ぶりに稚魚133匹の浮上が確認されたが、前年の放流個体が繁殖したものとみられる[61]。
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6日午前9時半頃、東京都狛江市猪方の多摩川で大量のアユが浮かんでいると国交省京浜河川事務所に連絡があった。
同事務所などによると、アユが打ち上げられていたのは同川の二ヶ領宿河原堰から約200メートル下流の左岸近く。数千から1万匹近くのアユが川のよどみに浮かんだり、岸に打ち上げられたりしていたという。
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