
国立極地研究所は13日、極地での実験を提案する「第7回中高生南極北極科学コンテスト」で、「南極科学賞」に前橋市立第四中科学部の「極地の太陽・満月のゆがみを観察する」と、山口県防府市立右田中1年児玉華代さんの「極地方の海に生息するプランクトンの光に対する反応」を選んだと発表した。
北極科学賞は、太陽が沈まない白夜では、ヒマワリが太陽を追いかけ続けるか調べる実験。
神戸市立須磨海浜水族園は2日から11日まで、外来魚のブラックバスを持ち込んだ来園者を入場無料にする。駆除の研究用に飼っているミドリガメの餌にするためで、代わりに釣った場所を教えてもらい、バスの駆除にも一役買いたい考えだ。
ミドリガメは外来種で、正式名はミシシッピアカミミガメ。ブラックバスとともに日本固有種の成育環境を荒らしているとされる。
水族園は8月、ミドリガメの駆除方法を研究する施設「亀楽園」を開設。ミドリガメを持ち込めば入場無料になるキャンペーンで800匹余りが集まった。餌の魚粉やシシャモ代は1日約4千円で、ラッコやイルカと並んでトップ級だという。
外来生物法はブラックバスを生きたまま持ち運ぶことを禁じており、水族園は「死んだ状態で持ち込んでほしい」としている。12日以降も持ち込みは受け付ける。
米軍普天間飛行場の沖縄県・辺野古沿岸への移設計画に関し、日本自然保護協会などが28日、現場海域は、生態の解明が進んでいない海草の上で暮らす貝類や、絶滅の恐れが高いジュゴンのえさの海草が豊富に見つかるなど、生物多様性が豊かであることがあらためて確認されたとの調査結果を公表した。

パラオの海底洞窟で昨年3月、「生きた化石」とも呼べる新種のウナギが見つかったと、千葉県立中央博物館の研究員らが24日、津市内で開かれている日本魚類学会で発表した。「ムカシウナギ科(仮称)」という新しい科の設立を提唱した。
同博物館の宮正樹上席研究員らのミトコンドリアDNA解析などから、ほかのウナギとは約2億年前に系統が分かれ、独自に進化した原始的なウナギと分かったという。成魚の体長が最大でも20センチに満たない小さなウナギで、肌は黒に近い褐色でヒレが大きいのが特徴。
パラオ在住の魚類研究者坂上治郎さんが発見。100個以上あるはずの脊椎が70~80個しかなく、口に入った水をこし取る器官「鰓杷」を持つなど、ウナギ目の全19科にはない特徴があることに気付き、恩師の井田斉北里大名誉教授に連絡、研究が始まったという。

国連の潘基文事務総長は22日、ニューヨークで開かれた国連ミレニアム開発目標(MDGs)サミットで「女性と子どもの健康のための世界戦略」を発表した。2015年までに、感染症などにより疾病の危険にさらされている子どもや女性ら1600万人以上の生命を救うことを目指す。
15年までに貧困人口半減などの目標を挙げるMDGsは資金不足などから実現が危ぶまれており、新戦略は女性と子どもの健康面に焦点を当てた起死回生策。潘事務総長は「女性や子どもが(治療可能な疾病で死んでいく)現状は容認できない」と強調した。
国連は戦略実施のため各国から400億ドル(約3兆4千億円)を拠出する約束が得られたとしているが、国際援助団体のオックスファムは「国際会議でよくある口約束で、各国が実際に予算措置に踏み切るのか疑問だ」との声明を出した。
新戦略では疾病対策の充実などで、5歳以下の子ども1500万人、さらに早期妊娠、出産による74万人の女性の死を防ぐとしている。
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国際赤十字社・赤新月社連盟(本部・ジュネーブ)は21日、低、中所得国で急激な都市化が進みスラムなどの人口が増加する一方、災害や衛生対策が進んでおらず、こうした国の都市住民25億人以上が危険な状態に置かれているとする2010年版「世界災害報告」を発表した。
ケニアの首都ナイロビで記者会見したゲレタ事務総長は「(各地で)都市人口が地方人口を上回っているのに、世界は変化に対応できていない」と指摘。報告は各国政府や援助団体に対し、適切な都市政策策定や都市の環境改善を急ぐよう求めた。
報告によると、低、中所得国のスラムでは10億人前後が生活。世界では2000年以降、地震で毎年5万人が死亡、1億人が洪水の影響を受けているが、社会サービスががなく基本インフラも整備されていないスラムの住民が、災害に対し最も脆弱だと指摘した。